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2020.10.18

ときどきの信州飯田

里の秋より先にアルプスの初冠雪

 10/18厚い雲が去ると南アルプス北岳や仙丈岳がこってりと真っ白。初冠雪です。里の秋はこれからだというのに。
 全国一の松茸の産地、信州ですが、その出来ばえは秋の天候次第で大きくブレます。今年はこのところの雨で少しお湿りがあり、この後低温で晴れが続くと一番いい環境になるのですが、今年はその晴れがやって来ない気配です。つまり今年の松茸は不作という可能性が高いです。
 そんな天候の間隙をぬって陣馬形山(1445m中川村)へ行ってみました。乗用車で頂上まで行ける山としては信州の南エリア随一の眺望だと私は思います。それは標高もさることながら、南アルプスから天竜川左岸目一杯張り出したようなこの山の位置がその眺望を可能にしています。ここからムササビのように飛び降りたら天竜川の向こう側の中央アルプスに降り立てるのではと思わせるような眺望です。魔女の宅急便のキキの気分になれるとも言えます。
 残念ながら当日は定規で引いたような3000m付近の垂れ込める雲で眺望は限られたものでした。
 久々に行ってみて感動したのは林道が全舗装となり路肩には側溝が入り頂上には清潔なトイレと山小屋(無人)がきちんと整備されていたことです。地元中川村に感謝感謝です。飯田市街から60分。中央道松川インターチェンジからなら45分。軽トラでもOKです。
 信州飯田へ品川から45分というリニア新幹線時代に、この山へロープーウェイができると信州伊那谷の素朴な魅力が上がると思いますが皆様如何でしょうか?

(上)撮影 2020.10.18 飯田高原(飯田市)から初冠雪の白根三山(南アルプス)を望む
(下)撮影 2020.10.24 陣馬形山(中川村)山頂から伊那谷越しに中央アルプスを望む