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2019.07.24

ときどきの信州飯田

信州飯田の水道水は恵まれている

 この飯田市で480年も続く醸造屋の社長さん曰く、飯田市のとりわけ丘の上の水道水は黒川を水源としてとても恵まれた水。それを永く味噌醤油の原料水としてきているとのこと。調べると、黒川ってひと山向こうの旧大平部落(昭和45年廃村)を流れる川。昭和3年にそこから14kmにもわたる導水管を作って飯田市街地に水を引いたそうな。当時のひとの苦労と高い志が偲ばれると共に、水に恵まれるという財産にちょっと誇らしげな気持
ちになります。
 今回は飯田インターからわずか15分の鳩打峠(標高1,100m)直下の鳩打トンネルを経てその黒川を辿り旧大平部落への未舗装の林道を車で走ってきました。林道に覆いかぶさる新緑の枝ぶりからして、今日はすれ違う車はないと思いきや三人の飯田生まれの健脚の若者たちに出会いました。麓の沢城湖に車置いて来たとのこと。その走りの早いの早いの、私の撮影の車を何度も追い越して。トンネル出口で三人のシルエットが格好よかったです。
 撮影 2019.7.6         

(上)鳩打トンネル(標高約1,100m)にて 長野県飯田市大瀬木
(下)黒川中流部 飯田市水道の最も歴史ある水源となっています。 
   長野県飯田市大平 鳩打林道から