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2012.05.13

ときどきの信州飯田

新緑 風越山麓

信州飯田に生まれたら誰もが一度は登る風越山(1,535m)
“ふうえつ”と読む人もいれば“かざこし”も あり。
権現山とも呼ばれ親しまれています。

江戸時代の茶人、宗偏流・不蔵庵龍渓(ふぞうあんりゅうけい)宗匠が茶の湯に適した水を求めて天竜川水系を遡って発見したとされる、環境庁銘水百選にも選ばれた「猿庫の泉」もこの山麓にあります。
今日的科学からも大変優れたと言えるこの泉、その水環境を江戸時代から連綿と保全し続けてきた方々が今日も立派な組織として存在することは信州飯田の水文化の深さを感じます。
市内から僅か10分で味わえる涼やかさは私達の財産です。

・上写真「猿庫の泉 茶室」
・下写真「風越山麓 妙琴原にて」
2012年5月13日 信州飯田 風越山麓にて